ヒナまつり1巻のあらすじや感想・レビュー【危険でお馬鹿な祭りの始まり】

 

ヒナまつり1巻の感想・名シーン※以降ネタバレあり

正直言うとこの漫画に当初あまり期待はしていませんでした。
失礼ながら「大武政夫」さんという漫画家さんを存じていなかったのと絵柄が稚拙に感じていたからです。
ネットの風評などを読んでも「ステマ枠」と勝手に思い込んでいました。

ストーリーも「異世界から現れた少女がヤクザと同居し、巻き起こるドタバタコメディ」といったいかにもありそうなストーリーです。

しかしながら1感の数話を読んだだけでも独特の雰囲気に引き込まれました。
「足りない」と感じていた画力もいつのまにか味として受け入れています。
チープな表現をするとシュールギャグという言い方ができるかもしれませんが、独特ながらとても良いセンスを感じるのです。

加えて個人的に非常に打率の高い話があると感じています。
ギャグ漫画というと「ふふっ」と笑わせるような箇所がいくつかあれば優秀だと思いますが、1巻の内に腹がよじれる程笑わせてくれる話が1~3話ほど混じっています。※ほんと個人により違うと思いますが…。

 

1巻の個人的に好きなシーン

新田じゃないの?



引用:ヒナまつりKindle版1巻より

異世界から来たために名字がない”ヒナ”に便宜上自分の名前を名乗るように伝えてある新田。
それを忘れてしまったヒナと教師のやり取り。

読者という状況を知っている第三者目線からほくそ笑んで見てられるやりとり。

 

自業自得と自分勝手




引用:ヒナまつりKindle版1巻より

船酔いによって超能力が暴走し船を壊してしまうヒナ。
原因がヒナとは知らずにヒナに無理強いする新田。

自業自得と自分勝手な戦いです(笑

 

紹介したシーンはほんの一部です。
是非1巻通して読んでみて欲しい一冊です。

 

■Kindle版ヒナまつり1巻

■コミック版ヒナまつり1巻

ヒナまつり1巻のあらすじ

第一話 超能力少女現る!

ヤクザとしての収入は上々、趣味のツボを数百万で購入するなど有事的な生活を送っている新田の家にある日突然「玉に入った少女」が降ってきた。
戸惑う新田だが、突如現れた少女は不思議なチカラ(超能力)で唐突に部屋を荒らす。

当然「出て行け」と要求するが「行くとこがない」と超能力で家具を人質(?)にとり、そのまま居座ってしまう。

自ら何もしない「ヒナ」の食事を作り、髪を乾かし、つけっぱなしのテレビを消す。
新田は段々世話係の様な立場になっていく。
さらには私物がないと不便だと新田に一式を購入させる。(八十五万円)

傍若無人に振る舞いながら大人が強制的い指示をしてこない環境に違和感を覚えるヒナ。
元から来た場所は子供にとって良い環境ではないことが伺える。

ある日、回転寿司に来た2人。
好物の”イクラ”をひっきりなしに注文するヒナであったが、新田の組の親分が銃撃されたとヒナを強制的につれて事務所に向かう新田。
緊急時に子供を連れてきたことで若頭からこってり怒られてしまう。
そのままなし崩し的に「親分の敵をとる鉄砲玉になれ」と命じられてしまう。

自分の行く末が終わったと落胆する新田であったが、命令しない大人であり”一緒にいて楽しい”と感じることができる新田の為に、ヒナが超能力を使い敵であるヤクザ事務所を壊滅状態に追い込む。
結果として新田の手柄となり、新田は組一番の武闘派と勘違いされることに。

結果として助けられた新田はヒナを中学に行かせてあげることに。

こうして超能力少女ヒナとヤクザの新田の奇妙な同居生活が始まる。

 

第二話 大人の世界

同居する上で「ルールを決めよう」と提案する新田。

バレたら大変なことになるという理由から「超能力を使わない」ということだ。
それができるなら家にいさせてやると条件を提示。

約束を律儀に守るヒナはある日新田の親分(ヤクザの)の見舞いに行く。

その場で新田は「幹部になれ」と昇格を告げられる。
前話での敵対事務所を壊滅させた(ヒナが)手柄のおかげである。

快く引き受けた新田だったが、この時ヒナに異変がおこる。
定期的に使っていないとおこる超能力の暴走がこのタイミングで起きてしまったのだ。

病室で派手に超能力が暴走してしまったせいで「敵対事務所が爆弾を使って親分の命を狙った」と勘違いする組員達。そのまま報復をすましてしまう。

飯を食べながらもヒナの超能力の暴走に怯える新田に妙案が浮かぶ。
ヒナの超能力を使い、木の伐採や土地の整備などをやらせるのだ。

実際にやってみると思いの外案が上手く行き、超能力の発散もでき金儲けもできる一石二鳥の案に上機嫌の新田だが、ヒナは「今の新田は私の知ってる大人の目だ」と影を落とす。

今まで大人に利用されていた境遇を理解した新田はヒナを食事に連れて行く。

ヒナの好物のイクラをたっぷり食べられる”イクラ丼”を注文し「大人の社会では労働に見合った報酬を得られる」と解く。

納得したヒナはこれで自分も「大人の女」だと自称するが新田に全否定される。

 

第三話 授業参観は突然に

ヒナの中学から「入学から1日も登校していない」と報告をうける新田。

ヒナにねだられて入学させたのに行く気のないヒナに激怒する新田だったが超能力を使いのらりくらりと交わされてしまう。※暴走抑止のために家で超能力を使うようしている

久しぶりに登校したヒナは、独特の雰囲気や桁外れの常識はずれによって周りのクラスメートから浮き気味だが自分は全く気づいていない。
1限目からずっと寝ていて何もできないヒナに、近くに座っていた「三嶋瞳」が世話係として任命されてしまう。

そのころ新田は部下に激を飛ばしていた。
金を貸した男が銀行強盗をして指名手配されているので警察に捕まる前に金を回収してこいというヤクザらしい理屈。
結果、追われた男がヒナが通う中学校に逃げ込み自ら解決に乗り出さなければいけない状況になる。

人質として捕らえられているヒナの教室。
頭の中に「敵は殲滅しろ」と声が響き超能力を使いそうになるが新田との「バレる場所で超能力は使うな」という約束が頭をよぎり思いとどまる。
さらに「もっと自分の頭で考えて動け」と言われたことを思い出し、「お腹が減ったから給食を食べる」という超理論にたどり着く。
あまりの訳のわからなさに許可してしまう強盗犯だが、これに釣られ他の生徒や犯人までに給食を食べ始める。

一緒に食事をしたことで和やかになった教室内は強盗犯に同情的な空気になってきた。

ようやく学校にたどり着いた新田はヒナの教室に飛び込むが、そこでは「強盗犯がこれからどうしたらよいか」という授業が普通に行われていた。

・お金が返して欲しい新田
・ヤクザからの取り立てが怖い強盗犯
・その場の空気に流される生徒たち

これらの利害が一致してお金は新田に行き、強盗犯は生徒たちに暖かく送られながら自首した。

解決の糸口をつくったと皆から認められるヒナと対象的に居心地の悪い新田。

後日、学校の調子はどうだと聞く新田に「給食を食べる以外やることがない」と答えるヒナで三話終わり。

 

第四話 今夜はサタデーナイトフィーバーなんだよ

 

行きつけのBarリトルソングでお気に入りのバーテン「詩子」を口説く新田。
だが脇にヒナがついてきているせいで本気にされず流されてしまう。

ヒナを連れて夜の街を歩くと、いたるところで声をかけられ人気者っぷりが伺えるヒナ。
対してキャバクラで「最近モテない」と管を巻く新田だが、「娘との時間を大切にして女遊びを断った」と噂が独り歩きしていたからだった。

ショックを受ける新田は翌日から遊び歩くことを決意。
そのため、ヒナの晩飯は連日「サバ缶」という手抜きっぷり。

待遇に納得できないヒナは同級生の「瞳」を連れて新田の後をつけることに。
乗り気でないにも関わらずヒナに振り回されBarにまで連れてこられる瞳(中学生)。
そのまま流れで店番を任され酔っぱらいの相手までさせられてしまう。

そこに新田も来るが、助けるどころかそのまま酒を作らせる始末。

一方ヒナはBarリトルソングのバーテン詩子「伝えたいことはしっかり伝えなさい」とアドバイスを受ける。

店に戻ってきたヒナは新田に「私もキャバクラに言ってみたい」と伝えると、既に出来上がっている新田は店内の人間諸々つれてキャバクラに繰り出す。

酒の勢いで大豪遊した新田の手には250万ものキャバクラ明細が。

またキャバクラに行きたいと言うヒナだが暫く節約生活に入ると新田が宣言して終わり。

 

第五話 釣りとかもはやそれどころじゃないから

親分の退院祝いもかねてヤクザの同僚&ヒナも連れクルージングフィッシングに出かけている新田。

親分はヒナを孫でもあやすように世話していて上期限だが、順調に魚が釣れても不機嫌な様子のヒナ。
新田が理由を問いただすと「イクラが釣りたい」と告白するヒナ。
新田から「イクラはここでは釣れない」と告げられショックを受けるヒナははずみで超能力を使ってしまい船底に傷をつけてしまう。

客室まで浸水したところで新田が沈没しそうな事実に気づき、「自分主催の会」での失態になると絶望する。
自分が原因だと言えないヒナは超能力で船に浮力をつけ沈没は避けることができた。
しかし、船室を見られただけでも気づかれてしまうので、なんとか客室に入られない為にあれやこれやと奮闘する。

なんとか船室への出入りは防げたがヒナが船酔いになり戦力にならない上にエンジンが壊れて船が動かない状況に。(これもヒナが原因)

あせる新田は船酔いでダウンしているヒナの超能力を引き出すために無理やり引きずり回しなんとか陸までたどり着くことに成功。
ヒナの嘔吐物で服が汚れる結果になるが、恩返しとばかりヒナに奉仕のご馳走を振る舞う。
自分が原因だと言い出せないヒナは複雑な表情でご馳走を味わう。

そのころどこかのビルの屋上にヒナを追ってきたと見られる謎の少女がたどり着き不穏な空気のまま1巻の幕を閉じる。

ヒナまつり1巻のキャラクター紹介

ヒナ

引用:ヒナまつりKindle版1巻より

本編の主人。異世界から不思議な乗り物にのってやってきた超能力少女。
一般的な常識をほとんど持ち合わせてなくしばしば周りに迷惑をかけるが、ちょいちょい素直な面もみせる。
根っからのトラブルメーカー

 

新田

引用:ヒナまつりKindle版1巻より

本編の裏主人公。インテリヤクザで金に困ってなさそうだが、成り行きでヒナの面倒をみることに。
ヒナに一番迷惑をかけられる人物だが、ヒナのおかげでヤクザとしては出世している。

 

 

三嶋瞳

引用:ヒナまつりKindle版1巻より

ヒナの中学の同級生。根っからの世話焼き体質で新田の次にヒナに迷惑をかけられている。
器用になんでもこなす体質。

 

親父

引用:ヒナまつりKindle版1巻より

新田が属する芦川組の組長。対立する組織に怪我を負わされ入院したが無事退院。
ヒナを孫のように可愛がっている。

 

若頭

引用:ヒナまつりKindle版1巻より

新田が属する芦川組の若頭。
下手をうった新田を鉄砲玉にしようとするなど結構怖い人物。

 

サブ

引用:ヒナまつりKindle版1巻より

新田の弟分で芦川組の若衆。
新田によく怒られている無能。

 

詩子

引用:ヒナまつりKindle版1巻より

バーリトルソングのバーテンでオーナー。
新田が惚れている大人の女性。

 

謎の少女

引用:ヒナまつりKindle版1巻より

ヒナと同じ世界からやってきたと思われる謎の少女。

 

 

■Kindle版ヒナまつり1巻

■コミック版ヒナまつり1巻

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