ヴィンランド・サガ2巻のあらすじや感想・レビュー【本当の戦士の生き様】

 

ヴィンランド・サガ2巻の感想・名シーン※以降ネタバレあり

1巻では親の敵であるアシェラッドの軍団で復讐の機会を伺う主人公という掴みで話がはじまりますが、2巻ではその事情に繋がる幼少期の回想が主体です。

幼少期の回想ということで主人公トルフィンの活躍はほとんどありませんが、その分とルフィの父トールズが大活躍です。※2巻の表紙もトールズです。

適役であるアシェラッドも飄々とした悪役ぶりが板についていて非常に魅力的です。

 

トールズの無双シーン一部

 

 

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

素手で軍船2隻を無力化するほど。

この後、数十名を無力し敵の頭領(アシェラッド)も無効化したところで息子(トルフィン)を人質にとられ、壮絶な最後を遂げます。

 

アシェラッドの悪役っぷり一部

 


引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

のらりくらりした態度からの奇襲です。
船団を率いている団長なので正々堂々やっても相当な強さなはずなのでトールズの実力を読み取っての奇襲ですが、それを避けたトールズが流石としか言えません。

 

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

数十人を素手だけで無力化サせるほどのトールズに「手加減できん」と言わせ、防戦一方ながらもギリギリでいなせるのは相当な実力なのでしょう。

 

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

一度は負けを認め、トールズを仕えようとまする意志を見せますが部下が人質をとり形勢が変化すると、その機会は活かしきります。
トールズの器を見つめつつも大きな流れに逆らわないのは単なる意固地というだけではないのだと思います。

 


引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

トールズに命をかけて救われた同行者達が無謀にもアシェラッドに向かっていった際の活です。
トールズへの尊敬となるようにしかならない苛立ちを感じます。

 

相変わらず圧倒される画力の高さです。

アクションシーンは本当に引き込まますし、話の構成もわかりやすいのでぐいぐい引き込まれ圧倒言う間に読み終わっている印象です。

2巻では主人公トルフィンは空気でしたが、そのかわりトールズ、アシェラッド、と人間臭くも底知れない器を感じさせるキャラを堪能させて貰いました。
今巻で幼少期の回想は終わるので時間から主人公トルフィンの活躍に期待です。

 

 

■Kindle版ヴィンランド・サガ2巻

■コミック版ヴィンランド・サガ2巻

ヴィンランド・サガ2巻のあらすじ

第六話 戦場よりの使者

トールズと談義するヨーム戦士団の代表フローキ。

トールズを戦線に呼び戻すように交渉しているが、断ればトールズが身を寄せる村を襲うという脅しを暗に匂わせる。

この会話を1部盗み着していた村の若い衆はトールズについていえば戦に参加できる歓喜でわく。
ノルドの男衆は戦にでることが誉れと考えるからだ。

北海最強を自負する”ヨーム戦士団”の一員だったトールズの息子であるトルフィンはそれを誇らしく感じていた。

フローキは街を去る際に「我と思うものはトールズと一緒に戦に参加せよ」と通達し、村の男衆はさらに沸き立つがトールズ本人は浮かない表情を浮かべる。
その夜、「殺すのも殺されるのも嫌になった。自分が逃げ出せば村が報復される。自分のしてきたことにけじめをつける日が来た」と語る。

翌日、船出の準備をする村の男衆。その裏で子どもたちが戦ごっこをしている。
トルフィンはルールを無視し他の子供に怪我をさせるほどに張り切っている。
その表情は何かを決意したかのようだった。

 

第七話 剣

港で船出の準備をするトールズの元に怪我した子供が連れてこられる。
トールズが怪我の治療に優れているということで連れてこられたのだが、怪我をさせたのが息子のトルフィンであると話を聞く。

「年上の子に怪我させるとは将来が楽しみだ」と大人たちは呑気だがトールズは優れない表情。

村ではあちらこちらで戦の準備をしている男衆が目につく。剣、兜、鎧など親の装備を受け継いだ若衆は姿だけなら立派な戦士のように見える。
それを遠目で眺めるトルフィンはチャンバラごっこで使っていた木製の剣や盾を捨て家路を急ぐ。

姉に文句を言われながらも家中を漁っているとトールズの持ち物と見える”短剣”を発見した。
思わず見惚れるトルフィンであったがトールズに奪われてしまう。
そして「お前はこれで誰を殺すつもりなんだ、誰にも敵なんていない、傷つけて良い者などどこにもいない」と諭されるが、自分が子供扱いされていると話を聞かないトルフィンは表に飛び出してしまう。

出港を控えるトールズは嫁のヘルガに後を託すしかなかった。

 

第八話 旅の始まり

出向の朝。
トールズが戦に連れていく若衆は5人、それぞれ親や好意を寄せる女性に挨拶などをしている。
フォルフィンの姉ユルヴァもモテモテ。

はりきる若衆とは裏腹に船出を心配する者も。
選抜された1人の若衆に心配そうな視線を送る若い女性。
それに気づいたレイフはこっそりとある事実を告げる。
戦には誰一人連れて行かない。ヨーム戦士団と合流する前の中継地で全員おろす計画になっているとのこと。
自分以外誰一人戦場に連れて行かないというトールズの計画だ。

場面は変わって出向前にトルフィンを探すトールズだが一向に見つからない。
船出の時間になってもトルフィンは現れない。
ヘルガにトルフィンへの言付けを頼もうとするがうまく言葉にできないトールズ。そんなトールズの気持ちを汲み取り「伝えておきます」と笑顔で見送るヘルガ。

出向するとトールズの圧倒的な腕力でグイグイと船は進んでいく。そのほかの若者は5人がかりでもついていくのがやっと。

沖にでて後は潮流で進む場所まででるとトルフィンが荷物の中から出てくる。

叱ろうとするトールズだが、海をみて無邪気に喜ぶトルフィンに呆れた顔しかできなかった。

 

第九話 絶海の罠

場所はフェロー諸島のストレイメイ島。

荒くれ者のヴァイキングの馬鹿騒ぎの様子。
アシェラッド戦士団とヨーム戦士団が密約をしている。

小屋のなかでアシェラッドとフローキが1対1で会談中。
ヨーム戦士団の隊長格フローキが「トールズを殺せ」とアシェラッドに依頼している。

金貨100枚を条件に出すフローキだが、アシェラッドはその倍の200枚を要求する。
険悪な雰囲気がながれ、一触即発の刹那、表から小屋内に槍が投げ込まれる。
外で騒いでいるアシェラッドの部下達が誤って投げ入れたというが、投げ込まれた場所にはヨーム戦士団の浙江が隠れていた。

見抜かれていたフローキは金貨200枚の条件を受け入れる。

仕事が決まり出向の準備をするアシェラッド。
側近のビョルンにこの仕事のきな臭さを語る。

・ヨーム戦士団の依頼ではなくフローキの個人的な暗殺依頼
・自分たちの部下を使わずに密かに動くは何故か

これらの推測から暗殺対象のトールズは相当な人物ではないかと興味を持った様子。

このような密約が行われていたことは合流地点に向かうトールズは知る由もない。

 

第十話 夜の軌跡

夜の海を進むトールズ一行。
トールズの娘ユルヴァに好意を寄せているアーレはトールズに過去の武勇伝を聞かせてくれとせがむ。しかしトールズはユルヴァが生まれて来たときの話をはじめる。

現在の穏やかな雰囲気とは違い戦士としての立ち振舞を感じる過去のトールズ。
出産を終えたばかりのヘルガに「次は男を産め」と吐き捨てる。
「名前をつけて」と言うヘルガに「適当に着けておけ」と言い部屋をでようとすると「トールズ!…名前を着けて」と語気を強めるヘルガ。
トールズの母の名前であるユルヴァと名付けたこと、その後15年一緒にいてもヘルガが怒ったのはその時だけだ。と語るトールズ。

「その時から戦が怖くなり、戦から逃げた。昔の戦友たちは自分を罵るだろう」と語り終えたところで夜があけ中継地点のフェロー諸島に到着する。

崖に挟まれた入江に向かう道を進んでいくと「前に来た時と風景が違う、入江に見える家の数が少なくなっている」とレイフが違和感を覚える。

レイフの言葉と地形の悪さから引き返すことを提案するトールズだが、崖の上からは大量の瓦礫が降り注いできたところで十話終了。

 

第十一話 檻

崖から落とされた大量の瓦礫によって細い入江の入り口は完全に塞がれてしまった。
これで船で脱出することは叶わず、両サイドは崖という袋のネズミ状態になった。

崖の上からの矢を警戒しながらも本命は入江の奥からくると指摘するトールズ。
そのとおりに入江の奥から船団を率いたアシェラッド戦士団が迫り来る。

腹をくくって迎え撃つ準備をする若衆だが、相手が手練であることを見抜き手をだすとなと指示をするトールズ。
覚悟を決めた様子で方から剣をかけトルフィンに「自分の身を守るためだけに使え」と短剣を手渡すと、走り幅跳びの要領でまだ距離がある相手船団に乗り込む。

一斉に飛びかかる船団員だが全て素手で顎を殴りぬき一瞬で5人を戦闘不能にするトールズ。
そんな姿に感心するアシェラッドと驚く側近のビョルンの絵で十一話終わり。

 

第十二話 化け物以上

剣や斧を手に次々と襲い掛かってくるアシェラッド戦士団員だが、全て素手だけで無力化していくトールズ。
尻込みする者もでてくるが、ビョルンは”狂戦士のキノコ”を食べリミッターを外し化け物のような力で味方問わずトールズに襲い掛かる。
しかし、何事もないようにこれも素手でいなすトールズに戦士達は「化け物以上だ」と表現する。

トールズが別の船の制圧中にアシェラッドは残った船を制圧しようとするが、既に一隻の船を制圧したトールズが戻ってくる。

残り1隻になったアシェラッド戦士団に降伏勧告をするトールズと強敵を前に嬉しそうな表情を浮かべるアシェラッドで幕。

 

第十三話 匂い

ひとりで軍船2隻に五角以上の戦いをするトールズだが、頭上をとられていることや混戦になった際に味方が巻き込まれてしまう状況で懸念材料が多すぎる。

そこで、アシェラッドに首領同士での一騎打ちを提案する。
名乗っていないのに自分が首領だと言い当てた理由を聞くと「匂いだ」という。

決闘をうけたアシェラッドもトールズに対して「自分と同じ匂いを感じる」と伝える。
この言葉に「父上はお前のような悪党ではない」と食いつくトルフィン。

決闘が始まると無造作に距離をつめるトールズ、これに対し船の帆をつなぐロープを切りオチてきた帆に隠れる形で電光石火に切り込むアシェラッドで十二話終了。

 

第十四話 トールズの剣

電光石火の奇襲攻撃をしたアシェラッドであったが、皮一枚切りつけたのみでトールズはかわしていた。
必殺の間合いをかわされたことに驚くアシェラッド。
いままで素手だけで戦士たちを制圧してきたトールズであったが、アシェラッドには「許せ、手加減はできん」と宣言をする。

攻めに周ったトールズの攻勢は凄まじく、アシェラッドは防戦するだけで手一杯の一方的な展開に。

激しいせめぎあいの結果、双方の剣は折れる寸前のボロボロな状態に。
それにいち早く気づいたアシェラッドはわざと鎧をまとっている右銅を切りつけさせトールズの剣を折る。
そのままトドメをさそうと切りつけたところを逆にトールズに狙われ剣を奪われてしまう。
剣を折るところから奪いところまで無血で制圧しようと考えるトールズの手の内だった。

決闘の決着がついたことで降伏をすすめるトールズだが、「首領の自分が降参することはできない、自分を殺さないかぎり決闘は終わらない」と宣言したところで十四話の幕を閉じる。

 

第十五話 本当の戦士

トールズとアシェラッドの決闘は決着がついた。
「そんな腕を持っていながら表舞台にでてこないは何故だ。もったいないとは思わないのか」と問いかけるアシェラッド。
対して、「思わん。こんなもの(剣)に頼らなければならないのは俺が未熟だからだ。本当の戦士には剣など要らぬ」と返すトールズ。

この言葉を聞き「俺達の首領にならないか」と提案するアシェラッドだが、トールズの態度をみてすぐに「冗談だ」と取り下げる。

やりとりの最中アシェラッドの側近ビョルンが隙をみてトルフィンを人質にとる。
一瞬考えたアシェラッドであったが「騙される方が悪い」と開き直った様子をみせる。

トールズは「この決闘は俺の勝ちだ」と念を押しアシェラッドの了承を得て剣を捨てる。

アシェラッドが合図を出すと複数の弓がトールズの体を貫いた。

トルフィンの必要な叫びが入江に響く。

 

第十六話 トールズの死

体中に矢を受けたトールズは息も絶え絶えに各人に告げていく。
アシェラッドには自分の仲間に手をださせないことを決闘の約束として守らせる。
レイフにはヨームの首領に自分の首を届けさせることを依頼する。トールズが逃げたわけではないことを伝えるためだ。
そして解放されたトルフィンを見届けて立ったまま絶命する。

その夜、トールズ達から奪った船が拾い物だった。と喜ぶアシェラッド戦士団の団員達。
一方アシェラッドは、一方的に制圧された自軍にひとりの死者がでていなかったことにやるせない敗北感を感じている様子。

そして奪った船にはトルフィンが乗っていた。アシェラッドに対し「絶対に殺してやる」と子供とは思えないような気迫で宣言するトルフィン。

トルフィンの復讐の日々が始めるところで2巻の幕を閉じる。

ヴィンランド・サガ2巻のキャラクター紹介

トルフィン(幼少期)

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

本編の主人。2巻ではまるまる幼少期なため主人公とは思えないような影の薄さ。

 

トールズ

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

トルフィンの父親。2巻がトルフィンの幼少期の話となるため完全に主人公の立ち位置にいる。
化け物以上の力を持ちながら人を傷つけることを良しとせず自己犠牲を厭わない「本当の戦士」。
本人は自分のことを未熟だと言っている。
トルフィンや仲間たちの命を守るため自分の命を差し出し絶命。

 

アシェラッド

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

アシェラッド戦士団の首領。
トールズに「手加減できん」と言わせるほどの力をもちヨーム戦士団の小隊長フローキの策略を見抜き手玉にとる頭脳を持つ。
2巻でのもう一人の主人公ともいえる。
トルフィンから父の敵として命を狙われる立場になる。

 

ビョルン

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

アシェラッドの側近。アシェラッド戦士団のNo,2の立場にある。
茸を食べてパワーアップするマ◯オ特性がある。
彼がトルフィンを人質にとったことで結果的にトールズが命を落とすことになる。

 

 

レイフ

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

幸運者と二つ名をもつ凄腕の船乗り。
達観した目線をもつ人格者でもある。

 

ユルヴァ

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

トルフィンの姉。男勝りの正確を持つが村の若男衆からモテモテの様子。

 

ヘルガ

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

トルフィンの母。15年間一度も怒ったことがないという人格者。
15年前に怒った理由も「娘の名前をつけない父親」に対してなので十分な理由といえる。

 

 

フローキ

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

ヨーム戦士団の小隊長。
アシェラッドにトールズの殺害を依頼した人物。ヨーム戦士団とは別に個人としての思慮がある様子。

 

ヨーム戦士団

引用:ヴィンランド・サガKindle版2巻より

北海最強を自負するヴァイキングの中のヴぁインキングと言える戦士団。

 

 

 

■Kindle版ヴィンランド・サガ2巻

■コミック版ヴィンランド・サガ2巻

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